闘病から気づいた、口から食事が摂れることのありがたみ

難病と共に

最近私はレンコンのきんぴらにハマっている。
あのシャキシャキした食感がたまらない。
今日も朝から新鮮な野菜を買いに出かけ、お目当てのレンコンもゲット✨
その帰り道に思い出したことを今日は書いてみる。

19歳のとき、私は難病と診断され2か月半ほど入院をした経験がある。
治療のため2週間の絶食。口から水分は少しとることができたが、あとは点滴のみだった。

人間のからだはすごい。
点滴から最低限の栄養はとれているはずだが、満腹感がないからか意識がぼーーっとする。
力が湧くわけでもなく、昼間もただぼーーっとベッドに横になって過ごした。
夜も何だか眠れなかった。

2週間経ち、絶食・点滴生活から解放。
重湯になった。重湯とはお粥でお米の粒感がない上澄み液みたいなもの。
病院では重湯に少量の塩が添えられていた。
絶食で舌が研ぎ澄まされたのか、塩は今まで感じたことがない程しょっぱく感じた。
同時にお米の香りや甘さをすごく感じた
、あの上澄み液からでもだ。
久しぶりの食事に胃袋も驚いただろう、お椀一杯で残そうかと思うくらい満腹になった。

満腹感、、なんて幸せだろう。うとうと眠くなる。
入院から2週間ぶり、ぐっすり眠ることができた。

健康なときはそれほど何とも思わなかった。
もちろん食べれることはありがたいことだが、ただお腹が空くから食べていた。

でも「口から食事が摂れる」これはとてつもなく幸せでありがたいことなのだ。

時間の経過を知らせる空腹感。朝・昼・晩の生きるリズムがある。
食欲をわかせる香り。
食材の色。
シャキシャキ・もちもち ets.食感を楽しみながら、じっくり美味しいを感じる。
お腹も気持ちも満たされる、満腹感・幸福感。

点滴からは得られない。
科学が進歩して、もしカプセル1個で栄養が摂れるなんて事が可能になっても、こんな幸福感は得られない。

「口から食事が摂れる」今日も自分の健康に感謝したい。

あなたは自分の健康に感謝できていますか?
日々の食事を楽しめていますか?
それは当たり前ではなく、とても幸せなことなのです。

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